まだまだ暖かいのにアウターを新調してしまったM.Iです。
生きづらさの正体・2では、生きづらさを感じる人の特徴を考えてみました。
そろそろ、皆さんの感じる生きづらさの正体が見えてきているのではないかと思います。
前回で『グレーゾーン』と言う表現をしましたが、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないのでしょうか。
このグレーゾーンと言う用語は精神疾患未満のことだけではなく、主に発達障害の特性がいくつか見られるものの、診断基準をすべて満たしているわけではなく、確定診断ができない状態の人のことを指します。
例えば、発達障害の一つである、注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害(ADHD)の傾向がある場合は、診断基準は満たさないが、ADHDの傾向があると医師から言われたりすることもあるようです。子供の頃は周りの人がフォローに回ってくれたり、大きな困りごとも少なく影響がない、そもそも発達障害という考え方が比較的最近に知られるようになったため、などの理由で、大人になってから発達障害である、または「グレーゾーン」であるという事がわかったりする事も少なくありません。
●「グレーゾーン」と言う生きづらさ
重要なのは「グレーゾーン=傾向がある」という診断が必ずしも私たちの生きづらさの「軽さ」ではないという事実です。
発達障害の特性が見えづらいためにかえって周りからの理解が得られず本人の苦しみはむしろ深いケースも多いのです。
なので、「グレーゾーン=傾向がある」程度なら放っておいていいと決めてしまうのは禁物で困難や生きづらさがある場合はなんらかの対策や支援が必要なのだと思います。
私たちの「生きづらさ」は、いろんな面から起こります。
後ろ向きな傾向の性格による思い込み、精神疾患未満である「〜状態」、そして、大人の発達障害でもある「グレーゾーン」などです。
それぞれのケースがあるので、ケースごとに対処法は変わってきますが、どの場合も、日常生活に破綻をきたすような時は、医療機関にかかることが大切です。
「生きづらさ」はご本人の弱さから来るものでは決してありません。
お一人で悩まず、支援センターなどに相談してみるのも一つの手段かも知れませんね。
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